ロックの歴史

音楽の会話をしてるとよく聞く「ロック」というジャンルですが、そもそもロックってどんな特徴をもったジャンルなの?って人がいるかもしれません。

ロック自体が多彩なジャンルがあるため大きく4つの代表的なロックを紹介いたします。

1.1950年~1960年代・クラシックロック

クラシックロックはその名の通り、元になった基礎のロックの形態です。ボーカル・曲全体を引っ張っていくリードギター・曲のリズムにそって演奏するリズムギター・ドラムとシンバルが組み合わさったドラムセットを使って演奏するドラムの4人構成が主流です。

ロック曲のほぼ全体に共通する特徴は、歌詞が不満をぶちまけるような表現が多いところです。

これはロックが成立した1950年代は世界中が政治的に不安定だったこともあり、若者を中心に体制に対する不安などを感じる人達の感情を代弁するかのような歌詞を書くことが多かったからです。また作詞者達も自分達の今の心境をありのままに歌詞に表現するので、他の曲のジャンルにくらべて攻撃的な歌詞が多くなりました。

クラシックロックが成立した1950年代から1960年代に活躍したロックのアーティストはロックの王様と呼ばれた「エルビィス・プレスリー」、また1964年にイギリスからアメリカに上陸し、その後世界的に大ヒットを繰り返すことになる「ビートルズ」などが代表的です。

2.1970年代~・ハードロック

1960年代の後半に突如誕生し、1970年代に全盛期を迎えるハードロックはその名の通り、元々激しめのロックの曲調を更に激しくしたものです。

特徴としては、ボーカル・ギターを全面的に前に出し強く主張し、スピーカー等をわざと爆音に設定して大音量で流したり、またボーカルの歌い方もシャウト等激しい叫ぶような感じで歌う事が特徴です。多分あまり音楽に詳しくない人が思い浮かべるロックというのはおそらくこのハードロックの事でしょう。

ハードロックを演奏する有名なバンドは、ビートルズと同じぐらい影響力があったとされている「レッド・ツェッペリン」、のちのヘビィメタルの開祖といわれる「ブラックサバス」などがあげられます。

3. 1960~1980年代以降 サイケデリックロック

1960年代後半に誕生したサイケデリックロックはLSDなどの薬物によってもたらされる幻覚や幻聴などをロックとして再現したジャンルです。

サイケデリックロックの特徴は、危険な薬物によりもたらされる人間の理解を超えた表現・意図的な不協和音などが特徴です。

しかし、LSD・ヘロイン・大麻など、人体に多大な悪影響を及ぼす薬品を常用しているため、若くして自宅やホテルで薬物中毒の死体として見つかるケースも多く、名曲を数多く生み出した半面、サイケデリックロックの演奏者の寿命は短かったのです。

サイケデリックロックの著名なアーティストは、27歳という若さでヘロインの過剰摂取でなくなってしまった「ジャニス・ジョプリン」、アメリカのヒッピー文化の象徴とされ、デットヘッズと呼ばれる熱狂的なファンを生み出した「グレイトフル・デッド」が有名です。

4. 1970年代~ プログレッシブ・ロック

最後に紹介するのは、進歩的・先進的・前衛的という意味表すプログレッシブ・ロックです。

プログレッシブ・ロックの特徴は、7~10分などとてつもなく長く演劇みたいな演奏時間・転調をよく使い技巧的かつ複雑の構成された曲調・クラシック音楽やジャズといった他ジャンルとの融合・バンドによっては1つのアルバムを使って一つの物語を描くコンセプトアルバムなどがあげられます。

しかし、クラシック音楽を取り入れるとした曲調が複古的で古臭いという理由から全盛期は1970年代しかなく他のロックと比べて非常に短かったです。

プログレッシブ・ロックを代表するアーティストは、「21世紀の精神異常者」・「風に語りて」・「エピタフ」の三曲を収録したコンセプトアルバム「クリムゾン・キングの宮殿」を作った「キングクリムゾン」が有名です。

https://www.youtube.com/watch?v=lIMpDxWlU1g

以上4つのロックのジャンルを紹介いたしました。

実はまだまだ、ロックには様々なジャンルがあり、「クイーン」や「グリーン・デイ」・「エアロスミス」など有名なバンドはまだまだあるのですが、全部紹介するとなるととてつもない時間がかかる為、また今度にいたします。

このブログを機に皆さんもロックを聴いてみてください!

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